初めまして。今回からライターとして記事を書きます「ライターM」です。
そんな私の独り言のようなコラムをたまに掲載していきますので、時間つぶしなどにでも読んでくださいね☺️
1年経つのが早いってことは年齢も・・・
気がつけば、もう60代。
若い頃は「60なんてずっと先のこと」と思っていたのに、今こうして自分がその年齢になっているのだから、不思議なもの。
30代で離婚して、女ひとりで子どもを育ててきた。
正直、きれいな結婚生活を息子に見せてあげられたわけではない。むしろ、離婚で心細い思いをさせただろう。そんな息子も今は30歳を過ぎて、立派に独り立ちしている。たまに実家に顔を出してくれるけれど、頻繁ではない。
結婚して欲しい気持ちもあるけれど、私が「幸せな家庭」のお手本を示せなかったせいで、強く言えないのだ。
そんな自分の人生を振り返ると、やっぱり「働くこと」で支えられてきたなと思う。
仕事と私
真面目な性格だからか、与えられた仕事はきちんとやってきた。
けれど同時に、若い頃はディスコにもよく通った。
AB型だからか、きちんとしている面と自由で奔放な面が同居している。そんな私らしい過ごし方だったのだろうと思うけど、息子には内緒にしている秘密w(もしかしたら、写真でも見つけてバレてるかもだけど)
ただ昨年、大きな病気をしてしばらく仕事を休んだとき、ふと思ったの。
私はいつまで働けるのだろうと。
今はなんとかパートに出つつ、ライターの仕事も少しずついただいている。
でも、体力も昔のようにはいかない。ライター業は自分の経験を活かせる仕事だし、在宅でできるのでありがたい。
けれどこの先、もし体がもっと自由に動かなくなったら…?
そんな不安が心の奥にじわじわと広がっている。
働く理由は人それぞれだろう。
生活のために働く人もいれば、生きがいや社会とのつながりを求めて働く人もいる。私の場合は、その両方だ。経済的な安心も欲しいし、誰かと関わって「まだ必要とされている」と感じることで自分を支えている部分もある。
60代という年齢は、働くことについて改めて考えさせられる時期だと思う。
周りの友人にも「もう無理しないでリタイアしたい」という人がいれば、「まだまだ元気だから70まで働く」という人もいる。
私はその中間で揺れている感じだ。
おひとり様シニアの矜持
「老後資金は2000万円必要」と言われるけれど、正直そんなに貯められる気もしない。
けれど、細く長く働き続けられれば、生活も成り立つし心も満たされる気がする。
だから無理をせず、自分に合ったペースで働きたい。それが「いつまで」という期限よりも大事なのかもしれない。
思えば、子育てを終えてからの人生は「自分をどう生かすか」を考える時間だった。
夫に頼れない分、働いて、学んで、遊んで…。若い頃にディスコで踊り明かしていたあの頃の自由さを、今でも少しは持ち続けたい。病気で落ち込むこともあるけれど、「明日はきっと今日よりいい日になる」と信じる気持ちも、まだ消えてはいない。
おひとり様だからこそ、働くことが私にとっては生活の柱であり、生きるリズムでもある。息子が自分の家庭を持つその日まで、そして自分が心から「もう十分働いた」と思えるその時まで、私は自分なりに仕事を続けていくだろう。
きっと答えは「いつまで働くか」ではなく、「どう働くか」なのだ。誰かの役に立ちながら、自分も楽しめる形を見つけていけたら、それで十分なのかもしれない。