おひとり様シニア、保護猫と暮らすという選択

実は、猫を飼おうか悩んでいるのです。
シニアおひとり様の私。飼うべきか飼わないんべきか?なんて悩んでることを赤裸々にコラムにしました。

目次

昔から猫がそばにいた

私は昔から猫が好きでした。

実家では当たり前のように猫がいて、膝の上で寝たり、こたつから顔を出したり…
猫と暮らすことは子どもの頃から自然な日常でした。あの頃の記憶は今でも温かく残っています。

大人になってからも猫が好きで、息子も同じ。
実は20年ほど前、息子がまだ学生だった頃、二人で猫カフェに出かけたことがありました。

あのとき「うちでは飼えないけど、せめて触れ合おうね」と笑いながら一緒に過ごした時間は、親子にとって特別な思い出です。

ただ当時は、仕事も家のことも手いっぱいで、 猫を迎える余裕がありませんでした。心のどこかで「いつかまた猫と暮らせたら」と思いはずっと私の心の底にあったのです。

今の私と、友達の存在

現在の私は、マンションで一人暮らしをしています。
数年前に大病をしてから、朝から晩まで働き詰めだった生活を見直し、もっとゆるやかに、自分らしく過ごしたいとパートに切り替え、ライター業を副業に生活を大きく変えました。

そんなときに出会ったのが、マンション理事会で知り合った同世代の友達。

お家に遊びにいくと猫ちゃんが3匹で迎えてくれました。久々の猫との触れ合いは彼女との楽しい話だけでなく、猫ちゃんたちの可愛い姿に癒される時間となりました。

実は、彼女は長年保護猫活動を続けていて、自宅の猫ちゃん達も保護猫とのこと。猫のことを語る目がとても優しい。猫好きに悪い人はいないわという持論を確信しちゃいましたw

話を聞くうちに、「やっぱり猫と一緒に暮らしたい」という気持ちがどんどん膨らんでいきました。

おひとり様だからこそ感じる不安

もちろん、すぐに「よし、飼おう」とは思えませんでした。シニアでおひとり様だからこそ、不安があるのです。

  • 病気で入院することになったらどうする?
  • 旅行や帰省のとき、誰に預けられる?
  • マンション暮らしで鳴き声や匂いは大丈夫?
  • キャットフードや病院代、毎月の費用はどれくらい?

若い頃なら「なんとかなる」で済ませられたことも、年齢を重ねると「本当に責任を持てるか」と真剣に考えるようになります。

それでも猫を迎えたい理由

それでも、不安よりも「猫と暮らしたい」という気持ちが勝ちました。

  • 部屋に帰ったときに迎えてくれる存在がいるだけで、心が温まる
  • 猫のしぐさや寝顔を見ていると笑顔が増える
  • 食事や世話を通して、自分の生活リズムも整う
  • 「守るべき存在」ができることが、生きがいにつながる

特に病気をしてからは、「毎日をどう楽しむか」を意識するようになりました。猫と過ごすことで、暮らしが豊かになり、孤独感も和らぐのだろうと感じています。

保護猫を迎えるという選択肢

友達の勧めもあって、私はペットショップではなく、保護猫を迎えることを考えています。
行き場を失った猫たちに新しい家を与えることは、その子の未来を変えることでもあります。

ただ、猫との出会いもご縁なので、保護猫の譲渡会などの開催を今後あったときに出会いを探していこうと思います。

息子にも保護猫を迎える話をしたら、喜んでくれ、いざという時にフォローしてくれるとのこと。もちろん友人もいざ入院などがあったら、お互い猫ちゃんを助け合おうと話しています。

不安を軽くする工夫

不安を完全になくすことはできません。だからこそ、少しでも軽くする工夫を考えています。

  1. 信頼できる友人にお願いしておく
     もしもの時に猫を預かってくれる人を決めておく。
  2. ペット保険や共済に加入する
     突然の医療費にも備えられる。
  3. 預かりサービスを調べておく
     旅行や短期入院のときに安心できる場所を知っておく。
  4. 猫が快適に過ごせる空間を作る
     マンションの中でもキャットタワーや窓辺を工夫して心地よい環境を用意する。

最後に

昔から猫が好きだったこと。実家の猫たちと過ごした日々や、息子と一緒に猫カフェに行った思い出。そうした時間を積み重ねてきたからこそ、今の私にとって「猫と暮らす」という選択は自然な流れのように感じます。

シニアのおひとり様が猫を飼うのは、不安もたくさんあります。でもそれ以上に、毎日の暮らしを温かくしてくれる楽しみがあるはずです。

病気をして人生を見直した今だからこそ、「残りの時間を誰と過ごしたいか」を真剣に考え、その答えのひとつが「保護猫と生きる」ことでした。

これからの暮らしに、小さな肉球の足音が響く日を楽しみにしています。

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この記事を書いた人

アクティブシニアの情報局の管理人K
昨年義父を看取り、現在義母と主人、息子と同居中
60代でもまだまだ元気な友人や知人を見て
高齢者って言葉を使わないと決めるw

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